協業事例

スポーツヘルスケアOneデイアンバサダーインタビューVol.1

今回、スポーツヘルスケアOneデイのアンバサダーを担っていただいている種市さんに、自身の専門領域や具体的な活動分野について、また、本イベントへの期待などについてお話をお伺いしました。

<プロフィール>

種市 摂子 氏

Dr.Ridente株式会社代表取締役東京大学特任助教

Q: 種市先生の専門領域を教えていただいてもよろしいでしょうか?

A:精神科医として主に法人向けに産業医サービスを提供しています。メンタル関係のニーズが高い企業を中心に支援しており、具体的には対人関係の心理学や睡眠といった、メンタルヘルスに関わりが強い分野でセミナーなどを通してサポートを行っています。

Q:YouTubeなど幅広く情報発信されている印象ですが、メインの活動はどういったところになってくるのでしょうか?

A:法人向けサービスとして、クライアント企業の衛生委員会で産業カウンセラー的な役割を担う方をバックアップしたり、社員の運動習慣づくりを支援したり、健康経営の認定取得をサポートしたりしています。私自身体を動かすのが好きなので、とにかく社員さんで運動する人を増やしていこうっていうところが大きくて、そういった活動が多いですね。

Q:対企業とのやり取りが多かったりするのでしょうか?

A:はい、基本的には法人向けのサービスが中心です。具体的には、社員数50人以上の企業で、健康経営優良法人認定を取りたいというニーズに対して、産業医の立場からバックアップしています。また、躁鬱病や統合失調症など、医療的支援が必要な社員への対応も行っており、家族も含めて面談の機会を提供させていただきながらリスク管理からウェルビーイングの領域まで、企業のニーズを考えながら自殺リスクを減らすようなサポートの提供なども行っています。

Q:「健康経営」に力を入れている企業は年々増えてきているのでしょうか?

A:そうですね。増えてきています。また私自身が思うのは、産業医といっても形骸化している企業もたくさんあるなと感じています。そこを何とかしたいということで依頼されることも多くあります。 例えばハラスメント関係で現状の産業医が適切に対処してくれないので何とか改善して欲しいといった、「産業医のセカンドオピニオン」的な相談希望を頂いたりします。産業医が企業の中で機能していないことが多々あるのが現状です。

Q:種市さんは産業医としてどういったところを意識しているのでしょうか?

A:私としてはクライアント先の社長や社員の成長や成功に繋げていけるようにっていうのはかなり意識しながらやっています。一対一の関係でなかなか先が見えない解決の道が見つからないところがあったとしても、私としては精神医学的に、あるいは対人関係の領域からアプローチし、とにかくクライアント先を勝たせることを意識しています。

産業医をやっていると面談の段階で既に遅いことは往々にしてあります。だからもっと早い段階でアプローチする必要があるなと思い、セミナーなどを通して私に繋がる以前の段階で解決を図れるような活動をしているという背景もあります。

精神科領域でも認知行動療法や精神分析的なことでいろんなメソッドあるので、もっと早い段階で法人向けに提供できれば、みんな幸せにやっていける、そしてその先に社会が良くなるだろうという思いがあります。

Q:今回、なぜアンバサダーを引き受けていただいたのでしょうか?

A:一つは精神科医や産業医のイメージを変えたいという思いがあります。それを少しでも実現するために、こういったイベントを通して情報発信が出来ればと考えています。

もう一つは、高齢化が進んでいる日本をもっと元気にしたいという思いがあります。

いつまでも働き続けたいというニーズもある中で、単に目の前の仕事をするだけではなく、日本をあそこまで連れて行くんだみたいな、そういったマインドが私の根底にあるので、そういう人達が集う場を盛り上げたい、というのが大きな理由です。

Q:では、最後にこのイベントに期待することを教えてください。

A:共通言語のない人同士が出会って自分たちのソリューションや知恵が他者と繋がって新しいものを生み出していく、そういう流れが起こるのを楽しみにしています。ヘルスケア領域で新しいイノベーションを起こしたい、何か他社と繋がって事を始めたいという方がたくさん集まる場が出来ることを期待しますし、私自身も尽力できればと考えています。

本日はありがとうございました。

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